和歌山県のアドベンチャーワールドは、国内で最も多くのジャイアントパンダの赤ちゃんを誕生させてきた動物園として知られています。
『世界一のパンダファミリー 和歌山「アドベンチャーワールド」のパンダの大家族』は、その17年間・15頭の赤ちゃんパンダの誕生と成長の歴史を、パンダ専門ライターの神戸万知さんがふりがな付きの文章と豊富な写真でまとめた一冊です。
この記事では、書籍の基本情報や購入方法に加えて、実際に読んで感じたよかった点・気になった点、どんな人におすすめかまで詳しく紹介します。
書籍情報
本書は講談社の児童向けレーベル「青い鳥文庫」から刊行されています。小学生くらいから読めるようすべての漢字にふりがなが付いていて、夏休みの読書感想文用の本としてもおすすめの一冊です。
著者の神戸万知(ごうど まち)さんはパンダ専門のジャーナリストとして長年アドベンチャーワールドや上野動物園を取材しており、本書に登場するパンダ15頭のうち3頭の名付け親になった人物でもあります。
当事者だからこそ書ける、現場のエピソードが随所に散りばめられています。196ページの中に、17年間・15頭分の誕生と成長の記録が詰め込まれており、「読み物」として楽しめる一冊に仕上がっています。
| タイトル | 世界一のパンダファミリー 和歌山「アドベンチャーワールド」のパンダの大家族 |
|---|---|
| 著者/写真 | 神戸万知(文・写真) |
| 出版社 | 講談社(青い鳥文庫) |
| 発売日 | 2017年7月 |
| 価格 | 869円(税込)※Kindle版は721円 |
| ページ数 | 196ページ |
| 購入リンク | Amazon / 楽天ブックス |
購入方法
『世界一のパンダファミリー 和歌山「アドベンチャーワールド」のパンダの大家族』は、紙の書籍と電子書籍で購入可能です。
- 紙の書籍(新品)
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Amazonや楽天ブックス、全国の書店で購入できます。青い鳥文庫の新書判サイズで持ち運びやすい大きさです。
- 電子書籍
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Kindleストアや楽天Koboなどで配信されています。スマートフォンやタブレットで手軽に読めて、価格も紙の書籍より安く設定されています。
- 中古
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発売から時間が経っている本のため書店の店頭在庫は少なくなってきている可能性があります。ブックオフなどの古書店やフリマアプリでも見つかるかもしれません。
どんな本か気になる方は、まずは電子版の無料サンプルを見てみることをおすすめします。
レビュー
ここからは実際に『世界一のパンダファミリー』を読んで感じたことをもとに、本書の構成やよかった点、気になった点、印象に残ったエピソードを詳しく紹介します。
児童書としての読みやすさと、パンダ専門ライターならではの取材の深さ、その両方のバランスがどうだったのかを中心に、大人の視点・子どもの視点の両方を意識しながらレビューを書きました。
最後に紹介する「こんな人におすすめ」とあわせて、購入を迷っている方はぜひ参考にしてください。
内容・構成
本書はアドベンチャーワールドで生まれた歴代パンダたちの誕生から成長までを、時系列に沿って写真と文章で紹介する構成になっています。
単なる「パンダかわいい!」を集めた本ではなく、出産に立ち会う飼育員さんの緊張感や、母パンダが子育てに慣れていく過程まで丁寧に描かれているのが特徴です。
よかった点
- ふりがな付きなので小学生くらいから読むことができる
- 著者が名付け親を務めたパンダのエピソードなど、当事者ならではの裏話が読める
- 赤ちゃんパンダの誕生シーンだけでなく、育児放棄を乗り越えるまでの試行錯誤など命のドラマがしっかり描かれている
ふりがな付きで児童向けの本ではありますが、内容自体は取材に基づいたしっかりした読み物になっているため、大人でも十分に読みごたえがあります。
著者が実際に名付け親を務めたパンダのエピソードなど、現場を長年取材してきたライターだからこそ書ける裏話が随所にちりばめられているのも魅力です。
誕生シーンの可愛らしさだけでなく、育児放棄を乗り越えるまでの飼育員さんの試行錯誤といった命のドラマまで丁寧に描かれており、動物の出産・子育てについて考えさせられる一冊に仕上がっています。
ここは気になった点
- 2017年発売のため、彩浜(さいひん)や楓浜(ふうひん)など、発売以降に生まれたパンダの情報は書かれていない
- 読み物寄りの本なので、写真をたくさん眺めたい人にはやや文章量が多く感じられるかもしれない
- 児童書レーベルからの刊行のため、大人向けの専門的な生態解説を期待すると内容がやや易しく感じられる可能性がある
2017年発売のため、発売以降に生まれたパンダの情報や、2025年の中国帰国など、最新のパンダファミリーの様子までは掲載されていません。
児童書レーベルからの刊行という性質上、専門的な生態解説よりも物語としての読みやすさが重視されている点も、購入前に知っておくと「思っていたのと違った」と感じにくくなると思います。
印象に残ったページ・エピソード
特に印象的だったのは、はじめての出産で戸惑う母パンダに、飼育員さんたちが根気強く寄り添いながら子育てをサポートしていく場面です。
パンダの子育ては本能だけでなく、経験と周囲のサポートによって少しずつ上手になっていくという事実は、動物の親子関係について新しい見方を与えてくれます。
ページをめくるたびに、それぞれの赤ちゃんパンダの個性や家族としてのつながりが伝わってきて、一気に読みきることができました。
こんな人におすすめ
- 動物(特にパンダ)が好きな子どもが読むための本を探している人
- アドベンチャーワールドのパンダファンで、これまでの歴史を振り返りたい人
- 動物の出産・子育てについて詳しく知りたい人
総合評価
総合的に見ると、写真集としての華やかさよりも、読み物としてのストーリー性を重視した一冊という印象です。
ふりがな付きで子どもにも読みやすい一方、出産や子育てにまつわるエピソードは大人が読んでも十分に見応えがあり、パンダの生態や飼育の裏側について深く知りたい人には特に満足度が高い内容だと感じました。
親子での読書にも向いている一冊なので、写真・内容・おすすめ度の3つの観点からまとめた以下の評価表もあわせて参考にしてください。
| 写真・ビジュアル | ★★★☆☆ |
|---|---|
| 内容の充実度 | ★★★★☆ |
| パンダ好きへのおすすめ度 | ★★★★☆ |
まとめ
『世界一のパンダファミリー 和歌山「アドベンチャーワールド」のパンダの大家族』は、アドベンチャーワールドで生まれた15頭の赤ちゃんパンダたちの誕生と成長を、パンダジャーナリストならではの視点でまとめた読み応えのある一冊です。
ふりがな付きで子どもにも読みやすく、それでいて飼育員さんの奮闘や母パンダの成長といった大人が読んでも引き込まれるエピソードが詰まっています。
アドベンチャーワールドのパンダファミリーの歴史をじっくり知りたい方は、ぜひ手に取ってみてください。

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