神戸市立王子動物園では、2026年10月時点でオスのマヌルネコ「イーリス」1頭を飼育しています。
もふもふの毛並みや、不機嫌そうな表情がなんともかわいいマヌルネコは、国内では9つの動物園でしか見られない珍しいネコ科動物です。
王子動物園には、マヌルネコの他にも国内でここだけのボブキャットをはじめとして珍しいネコ科の動物がたくさんいるので見比べるのも楽しみ方の一つです。
この記事では、王子動物園のマヌルネコの展示場所・時間・イーリスのプロフィールといった最新情報や、歴史・家系図・園内で会えるほかのネコ科の動物をまとめて紹介します。
マヌルネコが大好きな私は、2024年の夏に王子動物園でイーリスに会ってきました。実際に訪れたときの感想も交えて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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王子動物園のマヌルネコ最新情報
王子動物園でマヌルネコに会うために知っておきたい最新の展示情報をまとめました。
| 展示場所 | 小獣舎(アシカ・クマ舎エリア) |
|---|---|
| 展示時間 | 3〜10月:9:00〜17:00 11〜2月:9:00〜16:30 (開園時間と同じ) |
| 飼育数 | 1頭(オス) |
| 名前 | イーリス(2017年 埼玉県こども動物自然公園生まれ) |
| 展示方法 | イーリス1頭を展示 |
展示場所はアシカ・クマ舎エリアの「小獣舎」
王子動物園のマヌルネコの展示場所は、「アシカ・クマ舎エリア」の、円形猛獣舎の北西、ホッキョクグマ舎の西側にある「小獣舎」です。
私が2024年の夏に訪れたときは、イーリスはボブキャットやシベリアオオヤマネコと同じ「中型ネコ舎(通称:猫長屋)」で暮らしていました。
中型ネコ舎と小獣舎は隣どうしの建物で、今はイーリスの展示場所が小獣舎に変わっているようです。
ちなみにボブキャットとシベリアオオヤマネコは、動物園のリニューアルにともなって、2024年に円形猛獣舎へ移っています。
小獣舎までの行き方
- 最寄り駅から:阪急「王子公園駅」から徒歩3分、JR「灘駅」から徒歩5分で正門へ
- 園内の目印:正門からまっすぐ進んだジャイアントパンダ舎の裏手がアシカ・クマ舎エリア。小獣舎はホッキョクグマ舎の西側にある
- 迷ったら:ホッキョクグマ舎を目印にして、その裏手に回ると小獣舎が見つかる
王子動物園で会えるほかのネコ科動物
王子動物園は、マヌルネコのほかにもネコ科の動物が充実している動物園です。
王子動物園には、マヌルネコを含めて6種9頭のネコ科の動物が暮らしています(2026年2月時点)。
マヌルネコ以外の5種8頭は、正門を入ってすぐ右の円形猛獣舎で会うことができます。
| 種類 | 名前 | 展示場所 |
|---|---|---|
| マヌルネコ | イーリス | 小獣舎 |
| ボブキャット | ソラ | 円形猛獣舎(午後) |
| ジャガー | アトス | 円形猛獣舎(午前) |
| アムールトラ | ミシュカ、レーニャ | 円形猛獣舎 |
| アムールヒョウ | アニュイ、セイラ | 円形猛獣舎 |
| シベリアオオヤマネコ | アル、ベル | 円形猛獣舎 |
なかでもボブキャットは、国内では王子動物園でしか見られないネコ科の動物です。
小型のマヌルネコから大型のジャガーまで、大きさも見た目も違う様々なネコ科の動物を一度に見比べられるのは、王子動物園ならではの楽しみ方です。
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展示時間・見やすい時間帯と混雑状況
マヌルネコの展示時間は、王子動物園の開園時間と同じです。
3〜10月は9時〜17時、11〜2月は9時〜16時30分で、入園は閉園の30分前までです。
毎週水曜日(祝日の場合は開園)は休園日なのでご注意ください。
王子動物園は中学生以下が無料で、週末は家族連れでにぎわうので、ゆっくり観察したい方は平日がねらい目です。
イーリスのプロフィール
イーリスは、2017年4月20日に埼玉県こども動物自然公園で生まれたオスのマヌルネコです。
父はレフ、母はシャルで、このとき生まれた5頭は、花や植物にちなんだ名前が付けられたため、「お花ファイブ」と呼ばれています。
イーリスという名前は、花の「アイリス」を意味するロシア語です。
2018年3月に来園して以来ずっと王子動物園で暮らしています。
イーリスのきょうだいは、グルーシャ(旭山動物園)、プリームラ(上野動物園)、ロータス・オリーヴァ(埼玉県こども動物自然公園)が全国各地で暮らしています。
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観察のポイントと注意点
王子動物園でマヌルネコを見る際のポイントと注意点をまとめました。
- 何度かのぞいてみる
寝ていて動かなかったり、見えにくい位置にいるときは、時間をおいてまた来ると、動いている姿が見られることがある - 他のネコ科動物と見比べてみる
円形猛獣舎にはボブキャットやシベリアオオヤマネコなどの珍しいネコ科動物がたくさんいるので、大きさや毛並み、行動などを見比べるのも面白い
- 大きな声を出さず、静かにそっと見守る
- ガラスをたたかない
- フラッシュを使って撮影しない
- 展示場の前が混み合っているときは、ゆずり合って観察する
マヌルネコはもともと警戒心が強い動物で、大きな音や急な動きは強いストレスになります。
動物園の動物は、嫌なことがあっても遠くへ逃げることができないので、やさしく見守りましょう。
王子動物園のマヌルネコの歴史
王子動物園のマヌルネコ飼育の歴史も年表形式でまとめました。
| 2009年1月 | 上野動物園からメスのペッキーが来園 |
|---|---|
| 2017年4月 | 埼玉県こども動物自然公園で、イーリスを含む五つ子「お花ファイブ」が誕生 |
| 2018年3月 | イーリスが王子動物園に来園 |
| 2019年12月 | ペッキーが12歳で死亡 |
2009年1月に上野動物園からメスのペッキーが王子動物園に来園しました。
ペッキーは2007年に上野動物園で生まれたマヌルネコで、2019年12月に当時国内最高齢の12歳で亡くなりました。
その前年の2018年3月には、埼玉県こども動物自然公園からイーリスがやってきて、王子動物園のマヌルネコの歴史をつないでいます。
また、王子動物園は、ジャイアントパンダのタンタンが2000年から2024年まで、約24年間暮らした動物園としても知られています。
阪神・淡路大震災からの復興のシンボルとして愛されたタンタンについても、ぜひ読んでみてください。
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王子動物園のマヌルネコ家系図
イーリスも含む日本国内のマヌルネコの多くは親子・きょうだいなどの親戚関係でつながっています。
イーリスを中心に、親子・きょうだいのつながりを整理しました。
- 2014年:父・オスカー × 母・タビー(埼玉県こども動物自然公園)
-
四つ子誕生
∟シャル(メス)※イーリスの母(2017年に死亡)
∟ボル(オス)※2025年に死亡
∟ハル(メス)※2023年に死亡
∟サーラル(オス)
- 2017年:父・レフ × 母・シャル(埼玉県こども動物自然公園)
-
五つ子(お花ファイブ)誕生
∟イーリス(オス)@王子動物園
∟グルーシャ(オス)@旭山動物園
∟プリームラ(メス)@上野動物園
∟ロータス(オス)@埼玉県こども動物自然公園
∟オリーヴァ(メス)@埼玉県こども動物自然公園
イーリスは、国内最高齢の16歳まで生きたタビーの孫にあたります。
イーリスのきょうだい「お花ファイブ」は、2026年10月時点で全員健在で、各地の動物園で暮らしています。
マヌルネコってどんな動物?
マヌルネコは、中央アジアの草原や岩場で暮らす野生のネコです。
丸く見える顔や、ずんぐりした体は、長くて密な毛のおかげで、寒さの厳しい場所で暮らすのに役立っています。
名前の「マヌル」は、モンゴル語から来たことばです。
冬になると毛がさらに長くなり、もこもこの姿に変わるのも、マヌルネコならではの魅力です。
体の大きさや見た目の特徴、名前の由来を知っておくと、王子動物園でのイーリスの観察がもっと楽しくなるはずです。
王子動物園の基本情報
王子動物園は、神戸市灘区にある市立の動物園です。駅から歩いてすぐで、公共交通機関でも行きやすいのが魅力のひとつです。
マヌルネコのほかにも、コアラやボブキャット、シベリアオオヤマネコなど、ネコ科動物をはじめとして珍しい動物にたくさん会うことができます。
| 施設名称 | 神戸市立王子動物園 |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県神戸市灘区王子町3-1 |
| 開園時間 | 3〜10月:9:00〜17:00 11〜2月:9:00〜16:30 (入園は閉園30分前まで) |
| 休園日 | 毎週水曜日(祝日の場合は開園)、12月29日〜1月1日 |
| 入園料 | 大人(高校生以上)600円/中学生以下無料 (神戸市在住・在学の高校生、神戸市在住の65歳以上も無料) |
| アクセス | 阪急「王子公園駅」から徒歩3分 JR「灘駅」から徒歩5分 |
| 公式サイト | https://www.kobe-ojizoo.jp/ |
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まとめ
王子動物園のマヌルネコの最新情報と、イーリスのプロフィールや家系図、園内で会えるほかのネコ科の動物を紹介しました。
2026年10月時点で、王子動物園にはオスのイーリス1頭が暮らしていて、ホッキョクグマ舎の西側の小獣舎で会うことができます。
ボブキャットやアムールヒョウなど、ほかのネコ科の動物とあわせて見比べると、王子動物園をもっと楽しめます。
9歳になったイーリスが、これからも元気に王子動物園で暮らしていってくれるのが楽しみです。

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