「パンダって、なんであんなに可愛いの?」
「どうして白黒なの?」
「竹ばかり食べて大丈夫なの?」
…そんな疑問を持ったことはありませんか?
この記事では、パンダの「特徴」について、見た目、体、生態、性格など、あらゆる角度から詳しく解説します!
さらに、パンダにまつわる面白い豆知識や、日本にいるパンダの情報も紹介します。
パンダの特徴をクイズ形式で楽しく学びたい方はこちらもチェックしてみてください!
まずは基本から!パンダの基本情報
ここでは、パンダという動物について、名前や分類などの基本的な情報を整理してみましょう。
この記事では基本的に「ジャイアントパンダ」について詳しく解説しますが、同じ「パンダ」の名前を持つ「レッサーパンダ」とも簡単に比較してみたいと思います。
ジャイアントパンダの基本情報
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ジャイアントパンダは、クマの仲間でありながら、竹を主食とする珍しい動物です。
そのユニークな生態から、独立した「ジャイアントパンダ属」に分類されています。
【補足】レッサーパンダの基本情報
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名前に「パンダ」とつきますが、クマ科のジャイアントパンダとは別の生き物です。
レッサーパンダは、レッサーパンダ科に分類され、ジャイアントパンダよりも小型で、赤褐色の体毛を持っています。
パンダの見た目の特徴
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パンダといえば、白と黒の模様が印象的ですよね。
ここでは、そんなパンダの見た目の特徴について、詳しく見ていきましょう。
パンダの外見にはかわいいだけではない、さまざまな秘密が隠されています。
白と黒の独特な模様
パンダといえば、まず思い浮かぶのが白と黒のツートンカラーですよね。
しかし、なぜパンダがこのような模様をしているのか、実ははっきりとした理由は分かっていません。
ここでは、いくつかの有力な説をご紹介します。
- 保護色説: パンダの生息地は、雪深い高山の森林です。白と黒の模様は、雪景色や竹林、木漏れ日の作る影などに溶け込み、トラやヒョウなどの天敵から身を守るのに役立つと考えられています。墨絵のような風景に、白黒の体は意外と目立たないのかもしれません。
- 熱吸収説: パンダの体のうち、耳、目の周り、肩から前肢、そして後肢が黒くなっています。これらの部分は、体の末端で冷えやすい場所です。黒い色は熱を吸収しやすいため、寒さ対策に役立っているという説もあります。
- コミュニケーション説: 目の周りの黒い模様の形や大きさの違いによって、パンダどうしがお互いを見分けているという説もあります。
そして、生まれたばかりの赤ちゃんは、なんと白黒ではなくピンク色をしています。
成長するにつれて、徐々に白黒の模様が現れてくるのです。
*参考:Q3:ジャイアントパンダはどうして白黒なの?|上野動物園のジャイアントパンダ情報サイト「UENO-PANDA.JP」
*参考:なぜ色が白黒? パンダの生態について | animal lab(アニラボ)
*参考:パンダの毛はなぜ白黒模様なのか(6歳の子どもの質問)。 | レファレンス協同データベース
丸みを帯びた体型
大人のパンダは、体長120~180cm、体重70~120kgにもなります。
ずんぐりむっくりとした体型は、可愛らしいだけでなく、生息地の寒い高山地帯で体温を維持するのにも役立っていると考えられています。
特徴的な丸顔の秘密
かわいらしいまん丸顔もパンダの特徴のひとつですが、実はこの丸顔には秘密があります。
主食である硬い竹を噛み砕くために、顎から頭の上にかけて、非常に大きく分厚い筋肉がついているのです。
この筋肉が、パンダの丸顔のフォルムを作り出しています。
他にもパンダの顔には以下のような特徴があります。
- 目の周りの模様: パンダの顔を特徴づけるアイパッチのような模様。実は、個体によって形や大きさが異なり、パンダ同士で見分ける役割を果たしていると言われています。
- 丸い耳: 可愛らしい丸い耳は、音をよく拾うため、周囲の状況を把握するのに役立っています。
- 鼻: 竹の種類を嗅ぎ分けたり仲間とのコミュニケーションにも使われます。
このように、パンダの丸顔は、見た目の可愛らしさを演出するためではなく、主食となる竹を食べるための重要な役割を果たしているのです。
*参考:もっとパンダが好きになる! 意外と知らない“パンダの秘密”|TOKYO MX+(プラス)
【補足】レッサーパンダの見た目
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レッサーパンダは、ジャイアントパンダとは異なり、赤褐色の体毛を持ち、長いふさふさとした尻尾があります。
大きさも、ジャイアントパンダよりずっと小さく、体長は50~60cm程度です。
パンダの体の特徴
ここまでは、ぱっと見て分かるパンダの見た目の特徴について紹介してきましたが、パンダの体には、他にもユニークな特徴がたくさんあります。
ここからは、そんなパンダの体の秘密に迫ります。
特徴的な「手」
パンダの前足の指は5本ですが、もうひとつ「第6の指」と呼ばれる突起があります。
これは、種子骨(しゅしこつ)と呼ばれる骨が発達したもので、竹をしっかりとつかむことができるように進化しました。
また、鋭い爪も持っており、木登りにも役立っています。
*参考:Q1:ジャイアントパンダは何本指ですか?|上野動物園のジャイアントパンダ情報サイト「UENO-PANDA.JP」
頑丈な歯と顎
パンダの主食は硬い竹。そのため、非常に頑丈な歯と顎を持っています。
特に、臼歯(奥歯)は平らで大きく、竹をすりつぶすのに適した形状をしています。
また、頭骨は大きく、顎の筋肉が付着するための広いスペースがあります。
*参考:パンダの歯
その他の体の特徴
他にもパンダの体はたくさんの特徴的な性質を持っています。
- 分厚い毛皮: パンダの生息地は、標高の高い寒冷地です。厚い体毛は、寒さから身を守るための防寒着の役割を果たしています。
- 短い消化管: パンダは、肉食動物の祖先を持つため、消化管が短く、竹の消化にはあまり適していません。そのため、大量の竹を食べることで栄養を補っています。
*参考:パンダは草ばっかり
パンダの生態・行動の特徴
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ここからは、野生のパンダがどのような生活を送っているのか、その生態と行動の特徴を見ていきましょう。
パンダは普段何を食べ、どこでどんな風に暮らしているのでしょうか?
主食は竹
パンダの主食は笹や竹で、タケノコも大好物です。
そもそも竹があまりカロリーが高い食べ物ではないことに加えて、パンダの体が竹の消化に向いてないため、1日の大半を食事に費やし、とにかく大量の竹を食べます。
肉食動物の消化器官を持ちながら、ほとんど肉を食べないという珍しい生態を持っているのです。
笹や竹が主食であるものの、ごくまれに昆虫やネズミなどを捕まえて食べることもあるそうです。
動物園では他にも、リンゴなどの果物やトウモロコシやニンジンなどの野菜を与えることもあります。
また、消化に体力を使うため、食事以外の時間はほとんど寝て過ごします。
*参考:どうぶつ図鑑「ジャイアントパンダ」 | 東京ズーネット
生息地
野生のジャイアントパンダは、中国の四川省、陝西省、甘粛省などの限られた地域の標高の高い山岳地帯に生息しています。
特に、主食となる竹林が豊かに茂った場所を好みます。
単独行動
パンダは群れを作らず、繁殖期以外は単独で行動します。
自分のなわばりを持っており、他のパンダが侵入すると、威嚇することもあります。
繁殖
パンダは、繁殖力が低いことでも知られています。
メスの発情期は年に一度、数日間しかなく、出産できる子供の数も通常1~2頭です。
生まれたばかりの赤ちゃんの体重はわずか100g程度と非常に小さく、独り立ちするまでに1~2年ほどの時間がかかります。
パンダの繁殖力の低さに生息地の破壊や分断などが加わって、一時は絶滅危惧種に指定されるほど生息数が減ってしまったこともありました。(現在は危急種に指定)
パンダの性格の特徴
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動物園でのんびり過ごしているイメージが強いパンダですが、本来の性格はどうなのでしょうか?
ここでは、一般的に言われている性格と、野生での意外な一面について紹介します。
パンダの性格にも個体差があることも覚えておきましょう。
一般的なイメージ
パンダは、おっとりしていて、のんびりしているというイメージがあります。
動物園で、竹を食べている姿や、ゴロゴロと寝転んでいる姿を見ることが多いので、そのイメージが強いのかもしれません。
実は?
一方で、野生のパンダは、どう猛な一面も持っています。
自分のなわばりを守るために、他のパンダと争うこともあります。
また、パンダの性格には個体差があり、活発なパンダもいれば、臆病なパンダもいます。
もっと知りたい!パンダの面白い特徴・豆知識
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ここからはパンダの特徴についてもっと知りたい方向けに、パンダのちょっとした豆知識や、面白い特徴を紹介します!
木登りが得意
パンダは、ずんぐりむっくりな体型からは想像できないかもしれませんが、木登りが得意です。
鋭い爪を使って、器用に木に登ります。
パンダが木に登るのは天敵を避けて身を守ったり、体を休めるためだと言われています。
泳ぐのも得意
意外かもしれませんが、パンダは泳ぎも得意です。
犬かきのような泳ぎ方で川を泳いで渡ったり、水浴びをしたりすることもあります。
*参考:動画:実は水泳の名手? パンダの川渡り 陝西省 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
でんぐり返しも得意
パンダはとても体が柔らかく、でんぐり返しが得意です。
日本の動物園のパンダたち
日本には、ジャイアントパンダを飼育している動物園が2か所あります。
最後にそれぞれの動物園で暮らすパンダたちの特徴を簡単にご紹介します!
上野動物園のパンダ
上野動物園(東京都)は、日本で初めてジャイアントパンダを飼育し、初めて繁殖にも成功した動物園です。
リーリー・シンシン・シャンシャンなど歴代14頭のパンダを飼育し、人気を集めてきました。
現在は双子パンダのシャオシャオ・レイレイが暮らしています。
アドベンチャーワールドのパンダ
アドベンチャーワールドは現在日本で一番たくさんパンダがいる動物園です。
良浜(らうひん)・結浜(ゆいひん)・彩浜(さいひん)・楓浜(ふうひん)の4頭が暮らしています。
また、飼育実績・繁殖実績ともに日本最多で、歴代パンダ20頭のうち17頭がアドベンチャーワールド生まれ。日本のパンダ研究の中心地といえます。
アドベンチャーワールドで誕生したパンダの名前には白浜(動物園の所在地)の「浜」の字が付けられるため、アドベンチャーワールドのパンダファミリーは「浜家(はまけ)」と呼ばれています。