三重県多気郡多気町にあるごかつら池どうぶつパークは、元々は1993年に「五桂池ふるさと村 花と動物ふれあい広場」として開園した動物園です。
2024年6月に現在の名称へリニューアルオープンしました。
小さな動物園ながら、カラカル、マヌルネコ、スナネコ、キボシイワハイラックスなど、国内でも飼育している動物園が限られる珍しい動物もたくさんいます。
この記事では、ごかつら池どうぶつパークで飼育されている動物を「珍しさ」(国内の何園くらいで飼育されているか)で分類してまとめました。
珍しい動物や見どころ、効率よく回るポイントも紹介するので、訪問前の下調べに役立ててください。
ごかつら池どうぶつパークにいる動物一覧
ごかつら池どうぶつパークの公式サイトの「動物一覧」で紹介されている動物について、「珍しさ」の観点から3段階に分類してまとめました。
- ★★★
-
飼育している動物園が10か所未満
- ★★☆
-
飼育している動物園が30か所未満
- ★☆☆
-
飼育している動物園が30か所以上
※日本国内に限る
※水族館は除く
飼育している動物園数は、日本動物園水族館協会の「飼育動物検索」の検索結果をベースに、独自の調査結果も踏まえて記載しました。
個人での調査のため、情報に不正確な点がある可能性もあります。来園前に必ず公式サイトで飼育・展示状況をご確認ください。
※2026年9月時点の情報
※動物名の五十音順で記載
【★★★】とても珍しい動物
国内ではごかつら池どうぶつパークを含むごく一部の動物園でしか会えない、非常に珍しい動物たちを一覧で紹介します。
| アジアンフォレストスコーピオン | 国内4園ほどで飼育 東南アジアの熱帯雨林にすむサソリ。毒は弱く、刺されても命にかかわることは少ない。 |
|---|---|
| カーペットニシキヘビ | 国内5園ほどで飼育 オーストラリア・ニューギニアにすむヘビの仲間で、じゅうたん(カーペット)のような模様が名前の由来。 |
| カラカル | 国内2園で飼育 南アフリカに生息する中型のネコ科動物。耳の先の長い房毛が特徴。 |
| キボシイワハイラックス | 国内2園で飼育 見た目はネズミに似ているがゾウに近い仲間とされる不思議な生き物。『ちいかわ』の作者・ナガノさんの漫画にも登場。 |
| ギリシャリクガメ | 国内5園ほどで飼育 甲羅の模様がギリシャ織のように見えることが名前の由来のリクガメ。 |
| クビワペッカリー | 国内7園で飼育 中南米にすむイノシシに似た動物。首まわりの白い帯が名前の由来。 |
| ジュウジメドクアマガエル | 国内2園ほどで飼育(水族館も合わせて5施設ほど) 目に十字状の黒い模様がある南米の樹上性のカエル。危険を感じると乳白色の毒液を出す。 |
| スナネコ | 国内6園で飼育 アフリカ北部、西アジア、中央アジアの砂漠に生息し、「砂漠の天使」とも呼ばれる小型ネコ。 |
| ニシオニプレートトカゲ | 国内2園ほどで飼育 アフリカのサバンナや砂漠にすむトカゲ。体の側面に赤い線がある。 |
| ヒメハリテンレック | 国内9園ほどで飼育 ハリネズミとそっくりなトゲのある小動物。ハリネズミとは分類上別の系統。 |
| フトアゴヒゲトカゲ | 国内6園ほどで飼育(水族館も合わせると10施設ほど) あごのトゲ状の突起がヒゲのように見えることが名前の由来のトカゲ。 |
| マヌルネコ | 国内9園で飼育 モフモフの体とカクカクした独特の動きが特徴の野生ネコ。 |
| ミツヅノコノハガエル | 国内2園ほどで飼育 一見枯れ葉にそっくりな見た目のカエル。 |
| モリアオガエル | 国内5園ほどで飼育(水族館も合わせると10施設以上) 日本固有のアオガエル。名前の通り森にすんでいる。 |
【★★☆】やや珍しい動物
| アオジタトカゲ | 国内10園以上で飼育 名前の通り舌が青い。危険を感じるとその舌を出して威嚇する。 |
|---|---|
| アカアシガメ | 国内20園以上で飼育 甲羅の縁や脚に赤みがかった鱗があるのが名前の由来の中南米産リクガメ。 |
| アルパカ | 国内10園以上で飼育 南米原産のラクダの仲間。ふわふわの毛は衣類などに使われる高級な繊維になる。 |
| オオサンショウウオ | 国内10園ほどで飼育 世界最大級の両生類で、国の特別天然記念物。 |
| ケープハイラックス | 国内10園以上で飼育 見た目はネズミに似ているが、実はゾウに近い仲間とされる不思議な動物。 |
| コーンスネーク | 国内10園以上で飼育 「アカダイショウ」とも呼ばれる赤いヘビ。おとなしく、ペットとしても人気。 |
| シュレーゲルアオガエル | 国内10園以上で飼育 日本固有のカエル。本州・四国・九州の里山や田んぼの周辺で広く見ることができる。 |
| ニホンキジ | 国内10園以上で飼育 日本の国鳥に指定されている固有種。オスは緑色の体と赤い顔が特徴。 |
| フェネック | 国内10園以上で飼育 体の大きさに比べ非常に大きな耳を持つキツネ。『けものフレンズ』にも登場。 |
| フクロモモンガ | 国内10園以上で飼育 体のわきの皮膜を広げて滑空する。 |
| ベネットワラビー | 国内10園以上で飼育 タスマニア原産のカンガルーの一種で、後脚で跳ねて移動する。 |
| ホウシャガメ | 国内20園以上で飼育 放射状の甲羅の模様が特徴のマダガスカル原産のカメ。 |
【★☆☆】比較的会いやすい動物
| アカハライモリ | 日本の池や田んぼにすむ、お腹が赤いイモリ。 |
|---|---|
| イエウサギ | カイウサギとも。飼育用のウサギで、耳の形や毛色など様々な種類がいる。ふれあい体験ができる。 |
| イエネコ | ペット用のネコ。同園では、リニューアル前に保護された「らいおん」が名誉園長として暮らしている。 |
| オグロプレーリードッグ | 地下に巣穴を掘って集団生活を営むリスの仲間。 |
| カピバラ | 国内で非常に人気が高く、多くの動物園で飼育されている。ずんぐりした体と丸い顔が特徴の、世界最大のネズミの仲間。 |
| クサガメ | 日本各地の川や池にすむ身近なカメ。 |
| ケヅメリクガメ | アフリカ原産のリクガメ。 |
| テンジクネズミ(モルモット) | ふれあい体験ができる。 |
| ニホンイシガメ | 日本固有のカメ。子ガメは「ゼニガメ」と呼ばれる。 |
| ヒガシニホンアマガエル | 身近な緑色の小さなカエル。まわりの色に合わせて体色を変える。 |
| ヒツジ | 羊毛や肉、乳などを得るために古くから飼育されてきた家畜。 |
| ボールパイソン | 驚くと体を丸めてボール状になることが名前の由来のヘビ。 |
| ミーアキャット | 群れの見張り役は二本足で直立して警戒する。 |
| ミニブタ | 家畜のブタを小型に改良した品種。ふれあい体験でも人気。 |
| ヤギ | ふれあい体験ができる。 |
| ワオキツネザル | しっぽの白黒の輪模様(=輪尾⇒ワオ)が特徴のサルの仲間。 |
ごかつら池どうぶつパークならではの珍しい動物・見どころ
ごかつら池どうぶつパークには、国内でも数えるほどの動物園でしか会えない珍しい動物が多く、見どころがたくさんあります。
ここでは、ごかつら池どうぶつパークならではの珍しい動物や見どころをいくつかピックアップしてご紹介します。
カラカル
カラカルを飼育している動物園は、ごかつら池どうぶつパークと姫路市立動物園の2か所だけで、飼育頭数は合わせて3頭です。
ごかつら池どうぶつパークでは、2026年7月に来園したオスの「きせき」を飼育しています。オスのカラカルは国内ではこの1頭だけです。
カラカルはインド北西部からアフリカにかけての草原や丘陵地帯にすむ中型のネコ科動物です。
耳が直立していて、黒い房毛が付いているのがチャームポイントです。ジャンプ力にも優れ、約3メートル跳躍できます。
展示場所は「おいないぞーん」です。
マヌルネコ、スナネコ
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ごかつら池どうぶつパークでは、マヌルネコとスナネコの2種類の小型野生ネコに会えます。
マヌルネコを飼育している動物園は、ごかつら池どうぶつパークを含めて国内で9園です。
マヌルネコは中央アジアの高地草原にすむ野生ネコで、「世界一モフモフ」と言われるほど密に生えた毛並みや、「世界一不機嫌」とも言われる独特の表情が人気です。
現在は、2025年12月に神戸どうぶつ王国からやってきたメスの「メイ」1頭を飼育しています。
スナネコを飼育している動物園は、ごかつら池どうぶつパークを含めて国内で6園です。
スナネコは北アフリカから中央アジアの砂漠にすむ小型のネコで、砂漠に溶け込む黄色がかった毛並みや、三角形にとがった耳が特徴です。
現在は、マヌルネコのメイと一緒に神戸どうぶつ王国から来園したメスの「ジウ」1頭を飼育しています。
マヌルネコもスナネコも、展示場所は「新エリア」です。
キボシイワハイラックス、ケープハイラックス
マヌルネコ・スナネコがいる「新エリア」では、他にも「キボシイワハイラックス」と「ケープハイラックス」という珍しい動物がいます。
特に、キボシイワハイラックスはごかつら池どうぶつパークと埼玉県こども動物自然公園の2園でしか見ることができません。
また、キボシイワハイラックスと近い種のケープハイラックスの両方を飼育している動物園は、国内ではここだけです。
ハイラックスは、見た目はネズミやモルモットに似ていますが、実はゾウに近い仲間とされています。
しかも、骨格はサイ、胃の構造はウマに似ている不思議な動物です。
2種類とも丸いつぶらな瞳とおっとりとした癒し系の顔立ちは共通していますが、毛色や模様に違いがあります。
ごかつら池どうぶつパークでしかできない2種類のハイラックスの見比べは、絶対に外せない見どころのひとつです。
クビワペッカリー
クビワペッカリーを飼育している動物園は、ごかつら池どうぶつパークを含めて国内で7園です。
中南米にすむイノシシに似た動物で、首輪のような白い模様が名前の由来です。
ペッカリーの仲間3種類の中で最も小さく、野生では5〜15頭ほどの群れで暮らします。
群れの中では、毛づくろいや鳴き声でコミュニケーションをとる習性があります。
展示場所は「くりふぞーん」です。
名誉園長「らいおん」(イエネコ)
入口脇の「あんないじょ」では、名誉園長の「らいおん」が来園者を迎えてくれます。
らいおんはリニューアル前に保護されたネコで、名前は当時のスタッフがつけました。
現在はスタッフ全員から愛情を受けて、のびのびと暮らしています。
ごかつら池どうぶつパークの基本情報と周り方
ここまで紹介してきた動物や見どころを効率よく見て回るために、ごかつら池どうぶつパークを訪れる際に押さえておきたいポイントをまとめました。
比較的コンパクトな動物園なので、動物たちをじっくりと観察して周ることができます。
ポイントを押さえて、ごかつら池どうぶつパークを存分に楽しみましょう。
ごかつら池どうぶつパークの基本情報
三重県多気町にある、1993年開園の「五桂池ふるさと村 花と動物ふれあい広場」を前身とする動物園です。
2024年6月に現在の「ごかつら池どうぶつパーク」としてリニューアルオープンしました。
複合レジャー施設「ごかつら池ふるさと村」の中にあるので、動物園の他にもバーベキューやキャンプ、みかん狩りなども楽しめます。
| 所在地 | 三重県多気郡多気町五桂992 |
|---|---|
| 開園時間 | 10:00〜16:30(最終入園16:00) |
| 休園日 | 毎週火曜日(祝日の場合は翌平日) |
| 入園料 | 大人(中学生以上)900円/こども(4歳〜小学生)500円/3歳以下無料 ※多気町民は大人800円・こども400円 |
| アクセス | 伊勢自動車道「勢和多気IC」から車で約10分(無料駐車場あり) |
| 公式サイト | https://gokatsura.jp/ |
おすすめの見学ルート・周り方
ごかつら池どうぶつパークは以下のようなエリアに分かれています。
- おいないぞーん(カラカル、オオサンショウウオ、カピバラなど)
- もーぶーるーむ(ミニブタ、ベネットワラビー)
- くりふぞーん(クビワペッカリー)
- めーべーぞーん(ヤギ)
- もこめーはうす(アルパカ、ヒツジ)
- どきどきるーむ(爬虫類、両生類など)
- きゅんきゅんるーむ(ウサギ、モルモットなど)
- 新エリア(マヌルネコ、スナネコ、キボシイワハイラックスなど)
入口を入ってすぐの「おいないぞーん」には、国内唯一のオスのカラカル「きせき」がいます。「おいない」は、この地域の方言で「いらっしゃい」という意味です。
マヌルネコ、スナネコ、キボシイワハイラックスなど、最近来園した動物たちは一番奥の「新エリア」にいるので、忘れずに見に行ってください。
比較的コンパクトな園内なので、動物たちをじっくり見ながらぐるっと一周するのがおすすめです。
ヒツジ、ヤギ、ウサギへのえさやりができる「おやつタイム」(参加費100円)や、ヘビにふれる「ヘビふれあいタイム」(参加費500円)などの体験も行われています。
混雑を避けるコツ・空いている時間帯
土日祝やゴールデンウィーク、夏休みなどの長期休暇は混雑しやすい傾向にあります。
反対に平日の開園直後は比較的すいていて、人気の動物もゆっくり観察できることが多いです。
特にマヌルネコやスナネコなど人気の動物の展示エリアは混み合いやすいので、時間に余裕を持って向かうと安心です。
子連れ・カメラ勢におすすめのポイント
ヒツジ、ヤギ、ウサギなどのえさやり体験は子どもも楽しめます。
カメラを持っていく方には、モフモフのマヌルネコや、やさしい表情のキボシイワハイラックスなどがおすすめの被写体です。
園内ではフラッシュ撮影が禁止されています。
また、小学生未満のお子さまだけの入園はできず、ペットの同伴や動物へ持ち込みのえさを与えることもできません。
まとめ
ごかつら池どうぶつパークで会える動物を「珍しさ」で分類して紹介しました。
国内でも珍しいマヌルネコやスナネコ、カラカル、キボシイワハイラックスに加え、爬虫類・両生類の充実した展示など、小さな園ながら見どころの多い動物園です。
園内はコンパクトなので、事前に見たい動物とエリアを確認しておくと当日の行動がスムーズになります。
訪問の際は、この記事とあわせて公式サイトの最新情報も確認してから出かけてみてください。

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