2017年に上野動物園で生まれ、日本中をパンダブームに巻き込んだシャンシャン(香香)。
その成長は毎日のようにニュースで伝えられ、たくさんの人に見守られてきた人気者です。
2023年2月に中国へ渡り、2026年6月には9歳になりました。
この記事では、シャンシャンの中国での今と、プロフィール、上野での成長記録、返還までの経緯をまとめました。
中国のシャンシャンに会いに行く方法や、シャンシャンが登場する映画・本も紹介します。
シャンシャンの現在は?
シャンシャンは今、中国四川省雅安市にある雅安碧峰峡(があんへきほうきょう)基地で暮らしています。
2023年2月に中国へ渡り、約8か月後の2023年10月8日から、この基地で一般公開が始まりました。
2026年6月12日には、9歳の誕生日を迎えています。
中国でも元気に過ごしていて、2025年10月には、ぬいぐるみと遊ぶ姿が新華社で伝えられました。
下の動画は、日本からシャンシャンに会いに来たファンでにぎわう、2026年6月の雅安碧峰峡基地の様子です。
日本の動物園にパンダがいなくなった今、中国までシャンシャンに会いに行く日本人ファンは少なくありません。
2026年9月14日には、シャンシャンの展示エリアのすぐ近くに、弟のシャオシャオがやってきました。
同じ基地には、お母さんのシンシンや、妹のレイレイも暮らしています。
上野で生まれ育った家族が、中国の同じ基地でまた近くに暮らしているのは、うれしいニュースですね。
シャンシャンのプロフィール
| 名前 | シャンシャン(香香) |
|---|---|
| 性別 | メス |
| 誕生日 | 2017年6月12日 |
| 生まれた場所 | 上野動物園(東京都) |
| 生まれたときの体重 | 147g |
| 両親 | ・父:リーリー(力力) ・母:シンシン(真真) |
| きょうだい | ・兄(2012年生まれ、生後6日で死亡) ・弟のシャオシャオ(暁暁)/妹のレイレイ(蕾蕾)(2021年生まれの双子) |
| 中国返還の時期 | 2023年2月21日(5歳) |
| 今いる場所 | 中国ジャイアントパンダ保護研究センター 雅安碧峰峡基地(四川省雅安市) |
シャンシャンは、リーリーとシンシンの2頭目の子どもです。
2012年に生まれたお兄ちゃんは、生後6日で亡くなってしまいました。
上野動物園で生まれた赤ちゃんが元気に育つのは約30年ぶりで、シャンシャンの誕生は動物園にとっても特別な出来事でした。
性格はお転婆で好奇心旺盛。誕生から約5年8か月のあいだ、上野動物園の一番の人気者でした。
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シャンシャンの名前の由来
シャンシャンの名前は、一般からの公募で決まりました。
募集には、上野動物園のパンダとしては過去最多の約32万件の応募が集まっています。
呼びやすく、「香」の字が花開く明るいイメージであることから、「シャンシャン(香香)」に決まったそうです。
最後まで残った候補には、お父さんのリーリーとお母さんのシンシンから1音ずつ取った「シンリー」「リーシン」もありました。
上野動物園では、一般の人が応募できるのはカタカナの名前だけで、漢字は選考委員会が音に合わせて選びます。
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シャンシャンの成長記録
シャンシャンが誕生してから成長し、中国に移って現在に至るまでを、年表にまとめました。
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 2017年6月12日 | 上野動物園で誕生(147g) |
| 2017年10月 | 生後4か月で体重7.7kg・体長69.8cmに。奥歯が生え始める |
| 2017年12月19日 | 一般公開が始まる |
| 2019年6月 | はじめの返還の時期(満2歳)。協議で期限が2020年12月31日に延びる |
| 2020〜2021年 | 新型コロナの影響で、返還の期限が何度か延びる |
| 2023年2月19日 | 上野動物園での最終観覧日 |
| 2023年2月21日 | 中国へ出発(5歳) |
| 2023年10月8日 | 雅安碧峰峡基地で一般公開が始まる |
| 2025年6月12日 | 8歳の誕生日。日本から200人以上のファンが訪れたとみられる |
| 2026年6月12日 | 9歳の誕生日 |
147gで生まれたシャンシャンは、生後4か月で約50倍の7.7kgまで大きくなりました。
ここからは、シャンシャンに関する主なできごとを年表に沿って詳しく紹介します。
上野で自然繁殖で生まれ、育った初めてのパンダ
シャンシャンは、上野動物園で自然繁殖によって生まれ、無事に育った初めてのパンダです。
上野動物園で赤ちゃんが無事に育ったのは、1988年に生まれたユウユウ以来、約30年ぶりのことでした。
2012年に赤ちゃんを亡くしていたお母さんのシンシンにとって、シャンシャンは初めて育てあげた子どもになりました。
生後4か月ごろには奥歯が生え始め、竹や柵をかんだり、4本の足で歩きまわったりするようになっています。
小さな赤ちゃんが日に日にパンダらしくなっていく様子に、多くの人が夢中になりました。
一般公開とパンダフィーバー
生まれてから約半年がたった2017年12月19日、シャンシャンの一般公開が始まりました。
シンシンと親子で過ごすかわいらしい姿に、1972年のカンカン・ランランの来日や、1986年のトントンの誕生のときのようなパンダブームが、日本中で再び起こります。
公開当初の観覧は事前申し込みの抽選制で、2017年の年内分だけで24万組を超える申し込みが殺到しました。
関西大学の宮本勝浩名誉教授は、シャンシャンが東京都内にもたらす経済効果を1年間で約267億円と試算しています。
私も、上野動物園までシャンシャンに会いに行ったひとりです。
2021年に双子の弟と妹が生まれたあとも、シャンシャンの人気は変わりませんでした。
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シャンシャンはなぜ中国へ返されたの?
上野動物園で生まれたのに、なぜシャンシャンは中国へ行かなければならなかったのでしょうか。
それは、日本で生まれたパンダも、所有権は中国にあるからです。
お父さんのリーリーとお母さんのシンシンは、中国から貸し出されたパンダでした。
中国との約束では、その子どもも中国のパンダとして扱われ、一定の年齢になると中国へ返すことになっています。
シャンシャンも、はじめは満2歳になる2019年6月に返す決まりでした。
しかし、日本に残ってほしいという声も多く、協議の結果、期限は2020年12月31日に延びました。
その後は新型コロナの影響で、付き添う飼育員や獣医師が中国へ渡るのが難しくなり、2021年5月31日、2021年12月31日と、期限の延長が重なります。
そして2023年2月19日の最終観覧日を経て、2月21日に、シャンシャンは中国へ旅立ちました。
下の動画は、上野動物園での最終観覧日のシャンシャンの様子です。
(私も返還の直前に会いに行きました。そのときのシャンシャンは、スヤスヤと眠っていました。)
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シャンシャンに会いに行くには?
シャンシャンは現在、中国四川省の雅安碧峰峡基地にいます。
雅安碧峰峡基地は、四川省の省都・成都から南西へ約130kmの場所にある、景勝地「碧峰峡」の中のパンダの施設です。
成都の中心部からは車で2時間ほどかかる山あいの場所で、成都発の日帰りツアーを使って訪れる人も多いようです。
パンダ基地への入場料は、碧峰峡という観光地全体の入場券に含まれています。
そのため、パンダ基地のチケットを別に買う必要はありません。
同じ基地では、2026年9月29日から弟と妹のシャオシャオ・レイレイも一般公開されています。
お母さんのシンシンも2024年9月に中国へ帰り、同じ基地で、シャンシャンの隣のエリアで公開されていると伝えられています(2025年の報道)。
ただし、中国の基地では、公開されるパンダや場所が時期によって変わり、天気や体調で公開されない日もあるため、必ず会える保証はありません。
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シャンシャンが登場する映画・本
中国まで会いに行くのは難しい、という人は、映画や本でシャンシャンに会うこともできます。
2026年2月に日本で公開されたドキュメンタリー映画『パンダのすごい世界』には、中国で暮らすシャンシャンも少しだけ登場します。
四川や北京、香港で暮らすパンダたちの、誕生から老後までを追った作品です。
本では、光文社のムック『パンダ自身』シリーズに、シャンシャンの特集の号があります。
私も読みましたが、写真がいっぱいで、ページをめくるだけでも楽しい本です。
まとめ
上野動物園で生まれたシャンシャンの今と、プロフィール、成長記録、返還までの経緯を紹介しました。
シャンシャンは2017年6月12日に生まれ、上野で自然繁殖で生まれて育った初めてのパンダとして、日本中を夢中にさせました。
新型コロナの影響で返還は何度か延び、2023年2月21日に中国へ渡りました。
今は四川省の雅安碧峰峡基地で、お母さんのシンシンや弟と妹の双子と同じ基地で暮らし、2026年6月には9歳になりました。
中国でもたくさんのファンに見守られながら、シャンシャンがこれからも元気に過ごしてくれることを願っています。

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